IBMは8月23日、アジア太平洋地域におけるLinux市場の拡大を目的に、IBMのミドルウェア、ブレードサーバ「IBM BladeCenter」、x86サーバ「IBM System x」において、中国のRed Flag、日本のミラクル・リナックス、韓国のHaansoftの3社が開発し、提供しているLinuxディストリビューション「Asianux」をサポートすることを発表した。
Asianuxをサポートすることで、IBMのミドルウェアやハードウェアを利用しているアジア太平洋地域のユーザーは、セキュリティや拡張性、信頼性、柔軟性を向上し、TCO(総保有コスト)を低減することができるという。
現時点では、WebSphere MQ 6やInformix Dynamic Server V10(IDS10)、Cloudscape 10.1、Tivoli Directory Server client 6、WebSphere Application Server 6.0.2などの製品がAsianuxに対応し、日本市場向けに提供されている。
IBMでは、今後もWebSphere、Lotus、Tivoliなどのミドルウェア製品におけるAsianuxの対応に向け協力体制を継続する。なお、Asianuxに対応したIBMハードウェア製品の日本市場向けの出荷時期に関しては今後検討される予定という。