NECは4月4日、企業用IPセントレックスサービスを提供可能とする通信事業者向け次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)対応ネットワークサービスソフト「NC7000-CS」の販売を開始した。価格は個別見積もりとしている。
NC7000-CSは、代表取扱番号機能、転送機能、外線発信機能などの内線電話機能や、これらと連携する統合メッセージング機能などのIPセントレックスサービスを実現するためのソフト。同ソフトを利用すると、通信事業者は、オフィス内通信インフラ向けアウトソーシングサービスを提供できる。
マルチテナント機能を備えており、単一システムで複数の顧客に対応可能。呼接続制御や各種操作の機能をAPI経由で公開すると、外部アプリケーションと連携するさまざまなサービスの構築が行える。
NECは、アプリケーションサーバ化のための機能追加を2007年中に実施する。これによりIPセントレックスサービスをNGNのもとでアプリケーションとして提供できるため、既存のVoIPネットワークだけでなく、将来的なNGNへのマイグレーションへも対応できる。
NECでは、今後3年間で100システムの販売を目指す。