沖電気工業は3月16日、収容回線数を2万ポートに拡大したIPテレフォニーサーバの最新モデル「IP CONVERGENCE Server SS9100リリース5(R5)」を3月20日に販売開始すると発表した。
SS9100は、IP-PBX機能と業務アプリケーションとを、Microsoftの.NETプラットフォーム上で融合させたIPテレフォニーサーバ。1台のサーバで複数拠点を制御する企業内IPセントレックスシステムの構築が可能だ。
最新モデルのSS9100 R5は、複数サーバによる大規模システム化に対応し、既存モデルで5000ポートだった1システム当たりの収容能力を、2万ポートに拡大した。長距離アナログ内線収容、PBX-DID群拡張、グループアプリケーション機能などに対応し、機能の充実も図った。
サーバはセンターに集中設置するだけでなく、拠点に分散設置できる。そのため、拠点間の危険分散を考慮したシステム構築が可能となる。一方、保守、運用に必要な付帯系装置のインターフェースを1つに集約することで、一元管理できる。
沖電気は、中小規模オフィス向けモデル「IP CONVERGENCE Server SS9100 Type M(SS9100 Type M)」についても同様の機能強化を図り、SS9100と同等のサービス機能を実現した。
税別価格は、SS9100 R5(1000ユーザー)が4500万円から、SS9100 Type M(200ユーザー)が860万円から。沖電気では、各モデル合わせて3年間で4000セットの販売を目指す。