ACCESSと沖電気、モバイルIP電話ソリューションで協業

WebBCN (BCN)

2005-06-24 11:35

 ACCESS(荒川 亨社長)と沖電気工業(篠塚勝正社長)は6月23日、モバイルIP電話向けソリューションで協業すると発表した。業界で初めて、インターネット閲覧とVoIPを統合したモバイルIP電話環境「VoIP統合クライアント環境」の共同開発に成功したことによるもので、今後、通信キャリアや情報端末製造会社向けに具体的な商品化を進めていく計画。

 ACCESSは、ブラウザ機能を始めとする端末側に高機能を組み込む技術で多くの実績をもち、携帯端末向けソフトウェアスイート「NetFront Mobile Client Suite」などを展開している。一方、沖電気は大規模なIP電話設備の構築ノウハウをもち、黎明期のナローバンドネットワークから近年のブロードバンドネットワークにいたるまで、環境に合わせて最良の音質を追求したVoIP製品を提供している。

 両社は、これらのソリューションを連携することで、モバイルアプリケーション環境とリアルタイムコミュニケーション環境を融合した新しいモバイルソリューションの提供が可能になると判断。ACCESSの「NetFront Mobile Client Suite」と沖電気のVoIP技術を連携し、インターネットの閲覧とVoIPをシームレスに統合したモバイルIP電話環境「VoIP統合クライアント環境」を開発した。

 「VoIP統合クライアント環境」は、沖電気のIPテレフォニーサーバー「IP CONVERGENCE Server SS9100」やSIP対応J2EEアプリケーションサーバー「SipAs on WebLogic」と連携したソリューションを構築することで、ACCESSの「NetFront」を活用したモバイル情報システムと高機能なIP電話システムを融合したモバイルビジネス環境を実現する。海外のIP電話市場向けにも応用可能。

ACCESS

沖電気工業

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]