NECは12月1日、次世代ネットワーク(NGN)対応TDM(時分割多重)/RPR(リング型パケット転送)ハイブリッド多重化装置「SpectralWave UN5000」の国内販売を開始した。価格は1000万円からとする。
SpectralWave UN5000は、TDMとパケット転送を混在させた状態で、通信速度40Gbpsのネットワークを構築できる。通信容量10GbpsのRPR機能と、光ネットワークルーティング機能GMPLSにより、信頼性の高いネットワーク構築が可能という。容量320Gbpsのクロスコネクト機能を搭載し、大規模トラフィックにも対応する。
高密度実装技術を適用し、筐体の体積を従来製品の4分の1に小型化した。消費電力は、約半分に減らした。
海外では2006年8月より販売しており、ロシアRostelecomとタイAdvanced Info Service(AIS)がSpectralWave UN5000ベースのシステム構築を進めている。
NECは、今後3年間で、6000システムの販売を目指す。
