11月10日、ソリューション・アソシエーツ(SA)が済州島のコンベンションセンターで「企業内部の情報保護の重要性と情報流出の対策」をテーマとしたカンファレンス「SA-World 2006」を開催した。
韓国のセキュリティ企業であるSAは、3年前に日本企業である富士電機ITソリューションの投資により日本市場に進出。これまで、堅実に事業基盤を確立してきた。2006年からは、韓国市場におけるより一層のビジネスの拡大を目的に、本格的な事業展開を開始している。
SA-World 2006には、日本の顧客企業であるシャープシステムプロダクトをはじめ、日立電子サービス、マイクロソフト、FFC、FSL、 AJO、トコンシステムサービス(TCS)などの企業が参加した。また、韓国国内では、Posdate、TCO Solution、シンジン電気工業、コーディシステム、浦項鋼板など、約80社のパトーナー企業が参加した。
富士電機ITソリューションの常任顧問、八島?雄氏が基調演説に登場したほか、マイクロソフト(日本法人)のマイクロソフトのビジネスパートナー営業統括本部ISVソリューション推進本部長、辻本克也氏が「MSのセキュリティ政策およびVista」に関する講演を行った。
また、ハードウェアコストを最小化するネットワーク検疫ソリューション「NGM」およびファイルサーバ監視ソリューションである「CGM」など、SAの新製品がデモを交えて発表された。SAの代表取締役である全鷹曦氏は、「企業内の社員による技術流出問題が深刻な問題となっている」と話し、「日本と韓国で内部統制およびセキュリティ保護のための戦略的な市場への取り組みが必要である」ことを強調した。