ソフトバンク・テクノロジー(石川憲和社長)は、シアンス・アール(SAI、平岡秀一社長)と業務提携し、SAIが国内総販売元である韓国リアルタイムテックのメモリDBMS(メモリデータベースマネジメントシステム)「Kairos」を1次代理店として発売する。
同製品は、ハードディスク上で処理を行うRDBMS(リレーショナルデータベースマネジメントシステム)のボトルネックを、大容量のメモリを活用することによって解消し、データ処理の速度を向上させたメモリ専用のRDBMS。既存のRDBMSと親和性が高く、データのレプリケーション(負荷分散)をダイレクトに行うことが可能。また、SQL言語でのインターフェイスに対応するため、理論的には既存のデータベースアプリケーションは、データのレプリケーションを設定することで、APIを変換せずに、接続先を切り替えるだけでパフォーマンスを向上させることができる。
ソフトバンク・テクノロジーでは、同社のインテグレーション・サービスに同製品を組み込み、高パフォーマンスのシステムを提供していく。同製品のコンサルティングや導入、運用サポートなどで5億円の売り上げを見込んでいる。