ZDNet Japanは2月7日、六本木アカデミーヒルズ(東京都港区)において「ZDNet Japanソリューションフォーラム2008」を開催した。同カンファレンスの主テーマである「リアルタイムBI」について、日本オラクルの製品戦略統括本部 Grid/EPM/BIビジネス推進本部 ディレクター、岩本浩央氏が講演した。
岩本氏はまず、パフォーマンスマネージメント(PM)が注目を浴びている理由を社会情勢の観点から紹介。「PMが企業に求められる第一の理由は、“企業の透明性”が叫ばれている現状にある。ステークホルダーといえば、株主だけをイメージしがちだが、取引先をはじめ、パートナーや販売店および社員など幅広い。彼らに対して、適正な情報を適切なタイミングで公開するための方法論に対する社会の要請が高まっている」とした。
同氏は次に、企業のグローバル化を挙げる。「日本製造業のトップ企業は、6割〜7割の収益を海外から得ているのが現状。複数ある生産拠点における情報や流通データ、国ごとに税法や通貨も異なる中、近視眼的に国内だけに目を向けていては、グループ全体の状況を把握できない。そこで、グローバル化に伴う複雑な要素を横断的に整理し、積極的に情報を開示しようとする風潮が高まっている」という。
さらに、会計コンバージェンスという異なる会計基準を国際的に規格化する動きもある。2009年3月の決算から施行される日本版SOX法への対応に必要なITソリューションを導入する企業も増えている。
意思決定のPDCAを実現するOracle EPM
「マイケル・ポーターが提唱したバリューチェーンを考えたとき、思い切った言い方をすれば、ERPの適用は個別業務におけるプロセスの最適化にすぎない。一方、経営管理向けのツールは、シックスシグマをはじめ財務のモデリング、バランスドスコアカードなどが乱立し、枚挙にいとまがない」と岩本氏。
サイロ化の進んだ業績管理プロセスを前提としていれば、経営層から現場までのマネジメントサイクルの確立は困難になる。業務プロセスの標準化と情報の一元管理を実現するERPと、企業のパフォーマンスを高める管理プロセスであるエンタープライズパフォーマンスマネージメント(EPM)を組み合わせることで企業価値を最大化することができる。
「EPM分野において、我々には圧倒的な実績がある」と日本オラクルの岩本氏。
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