そのためだけにVDIが必要ですか?-業務ニーズで考えたい「リモートコントロール」という選択肢

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2014-12-19 18:20

[PR]そのためだけにVDIは必要だろうか。単に「モバイルワークや在宅勤務を実現したい」という用途であれば、導入コストの高いVDIよりも「リモートコントロール」環境を構築するほうがふさわしいケースも多い。業務ニーズにあった環境を、よりシンプルに実現するために考慮すべきポイントについて考えてみよう。

スマートデバイスが普及し、「モバイルワーク」や「在宅勤務」のために、VDIの導入を検討する企業が増えている。しかし、単に「モバイルワークや在宅勤務を実現したい」という用途であれば、導入コストの高いVDIよりも「リモートコントロール」環境を構築するほうがふさわしいケースも多い。業務ニーズにあった環境を、よりシンプルに実現するために考慮すべきポイントについて考えてみよう。

スマートデバイスの普及で再注目される「VDI」だが…

 スマートフォン、タブレットといった、従来のPCとは違った形のITデバイス(スマートデバイス)が広く普及したことで、改めて注目を集めた技術のひとつが「デスクトップ仮想化(VDI、Virtual Desktop Infrastructure)」である。

 サーバ上に「仮想マシン」として構築されたデスクトップ環境を、必要最低限の機能を持つ「シンクライアント」などから利用できるというのがVDIの特長だ。従来、VDIは、企業内に増え続けるPCの管理を効率化するといった視点や、ユーザー側の環境にデータを保存させない運用が可能であることから「セキュリティ」の観点で検討されるケースが多かった。

 近年、仮想化技術の進歩に加え、スマートデバイスが登場したことで、改めて「モバイルワーク」の視点から、VDIの導入を検討する企業も増えているようだ。主に社内のPC上で利用している業務のための環境を、VDIを通じて、iOSやAndroid OSを搭載したスマートデバイスから利用したいというニーズが高まっているわけだ。

 先ほど述べたように、VDIには「大規模なクライアント環境を合理的に管理できる」「クライアント側にデータを保存しないためセキュアに運用できる」といったメリットがある一方、一から導入しようと思うと、実施までにかなりの工数とまとまったコストを見積もらなければならないという問題がある。そのため、もし単に「スマートデバイスでのモバイルワークを実現したい」というのが目的ならば、そのためだけにVDIを構築するのは、投資対効果が低い作業になりがちだ。

業務ニーズが明確なら「リモートコントロール」という選択肢も

 もし、「ユーザーが社内で使っているPCと同じ環境を、スマートデバイスを通じて社外からも利用したい」「社内で利用しているCADソフトやマルチメディアツールを、社外でプレゼンテーションやミーティングの際に操作できるようにしたい」といった業務上のニーズに対応したいと考えているのなら、VDIより導入が手軽で安価に行える「リモートコントロール環境」を作るという選択肢もある。

 ここで言う「リモートコントロール」とは、社内にあるPCのデスクトップを、遠隔地にあるデバイスから参照したり、操作したりするための技術のことである。外出先に持ち出したタブレットやモバイルPCの画面に、会社にあるデスクトップPCの画面をリアルタイムに表示しつつ、操作も行える状態をイメージしてほしい。

 リモートコントロールツールは、「リモートデスクトップツール」などとも呼ばれ、こちらもVDI以上に長く使われている技術である。遠隔地から特定のマシンのデスクトップを操作できるという特性から、従来は「遠隔地からのシステム管理」や「遠隔サポート」といった用途で多く利用されてきた。近年、インターネット環境の整備や技術の向上によって、スマートデバイスからのモバイルワークにも用途が広がっている。

 リモートコントロールを実現する製品は種類も多く、Windowsに標準で用意されているものから、フリーソフト、SaaSとして提供されているものまで幅広い。VDIと比較すると、総じて「安価」かつ「シンプル」に導入できる点がポイントになる。

 ただし、リモートコントロールを「業務で使う」のであれば、コスト面だけでなく、やはり「セキュリティ」についても十分に考慮しなければならない。社内のデスクトップ環境を文字どおり「遠隔操作」できる技術であり、セキュリティ面の配慮がなければ、巨大なリスクを生むことになる。さらに、「スマートデバイスによるモバイルワーク」という目的を考えれば、モバイルネットワーク上で利用する際の「快適さ(速度)」といった点も選択のポイントになる。これらが満たされれば、VDIよりも低コストに、業務のニーズにあったリモートコントロール環境が実現できるというわけだ。

業務利用のセキュリティニーズを満たす「Soliton SecureDesktop」

 こうした業務用途でのリモートコントロール環境を検討している人にぜひお勧めしたいのが、ソリトンシステムズが提供する「Soliton SecureDesktop」だ。

 SecureDesktopは、業務向けのセキュアなリモートコントロール環境の構築にフォーカスしたアプライアンス製品である。接続元となる端末(Windows、iOS、Androidに対応。Macは2015年3月までに対応予定)にアプリをインストールし、接続先のマシン(Windows、Mac)にエージェントソフト(ストリーマー)をインストールすることで準備は完了。SecureDesktopアプライアンスそのものは、リモートコントロール環境の管理サーバとして動作する。

 この環境ができれば、接続元のモバイルデバイス上に、社内にあるストリーマーの入ったPCやMacの画面を表示し、社内にいるのと同様に操作できるようになる。「社内のPC上」で動くアプリケーションや、アクセスできるリソースであれば何でも、モバイル環境から利用できるというわけだ。


※クリックすると拡大画像が見られます

 SecureDesktopには、通信されるデータの暗号化や、不正な端末からの接続防止など、業務での利用を考慮したセキュリティ機能が搭載されている。もちろん、接続元のデバイスへのデータダウンロードなどは禁止されている。さらに、同じくソリトンシステムズが提供している認証アプライアンス「NetAttest EPS」との連携が可能な点も見逃せない。既にNetAttest EPSによる認証基盤があれば、そのポリシーをそのまま「SecureDesktop」の環境にも適用できる。これらを組み合わせることで「適正なユーザー」と「適正な端末」による、セキュアなリモートコントロール環境を容易に実現できる。

快適な「モバイルワーク」を実現するポイントとは?

 SecureDesktopのもうひとつのポイントは、セキュリティに加え、「モバイルワーク」での快適な利用を考慮した「速度」と「操作性」だ。

 リモートコントロールでは、接続先の「画面」の情報をネットワーク経由で接続元のデバイスに送る。この画面転送のスピードが速いほど、快適に作業が行える。SecureDesktopは、3GやLTEといったキャリアのモバイルネットワーク経由でも遅延なく画面表示が行えるようチューニングされており、「動画再生」や「アニメーション効果の入ったプレゼンテーション」といった用途にもストレスなく利用できるという。公称値では、3Gによる通信でも25フレーム/秒の画面表示が可能としている。

一般的なリモートコントールソフトとの比較動画

デスクトップ仮想化ソフトとの比較動画

 また、キーボードやマウスのないスマートデバイス上で、PCのデスクトップを操作する際の操作性についても配慮されている。マウス操作をタブレット上のジェスチャーで代替できるほか、操作するアプリケーションに応じて切り替えられる、独自のショートカットなども複数用意されている。

Soliton SecureDesktop 利用・操作イメージ動画

 Soliton SecureDesktopの価格は、管理アプライアンスが1台100万円(最大同時接続数200)。サブスクリプション形式のユーザーライセンスが5ユーザーパックで7万5000円/年(1人あたり1万5000円/年)からとなっている。

 「モバイル環境でこんな作業がしたい」というニーズが明確な場合には、膨大なコストをかけてVDI基盤を導入するよりも、シンプルかつセキュアなリモートコントロール環境を、会社管理のもとで用意するほうが、よりふさわしいケースが多くあるはずだ。そうしたニーズのある企業にとって、Soliton SecureDesktopは、魅力的な選択肢のひとつではないだろうか。


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