日本オラクルは2月20日、ニフティが会員管理データベース(DB)の情報分析と活用を行う新システムの構築で同社のミドルウェア製品群を採用したことを発表した。
新システムは、Oracle Database 10g Release 2を基盤として、多次元OLAP(オンライン分析処理)「Oracle OLAP」、ETL(データの抽出・変換・挿入処理)機能「Oracle Warehouse Builder 10g」、およびビジネスインテリジェンス機能「Oracle Business Intelligence Suite」を組み合わせて構築する。
システム基盤は、DBの仮想化を実現する「Oracle Real Application Clusters」、ストレージの仮想化を実現する「Automatic Storage Management」、仮想化されたアプリケーション実行環境「Oracle Application Server 10g Release 3」、運用管理機能「Oracle Enterprise Manager」といったグリッド技術によって仮想化した。
セキュリティ面では、「Oracle Internet Directory」によるID一元管理と「Oracle Advanced Security」によるデータベース暗号化を実装している。
ニフティは、より高品質で会員のニーズに合致した多様なサービスの提供を目指し、新システムで会員管理DBの情報分析と活用を行う。同システムによりサービス担当者は、多次元分析による仮説検証からの企画立案や、サービス使用傾向のリアルタイムな把握が可能になる。