「データベース」と呼ばれるデータの入れ物が、あらゆる場所に存在している。仕事場のデスクの横にあるマシンにデータベースを作り、顧客情報やサポート情報を管理している読者もいるだろう。
データを簡単に作成して、データベースに収められるようになったら、それをさまざまな視点で分析しなければもったいない。xfyには、外部データベースへの問い合わせを実行するコンポーネントが用意されている。このコンポーネントを使えば、データベースから返された結果を、xfyで作成するドキュメント上で利用できる。さあ、「第4番:外部データベースのすすめ」が開演だ。
Databaseコンポーネントをインストール
xfyでは、Databeseコンポーネントを使うことで、外部データベースへの問い合わせが実行できる。この操作はクエリとも呼ばれるものだ。Databaseコンポーネントでは、ウィザード形式でXQueryやSQLの問い合わせ内容が作成できる。
ちなみに、Databaseコンポーネントは、対象となるデータベースシステムごとに用意されている。現在xfyが対応しているデータベースシステムは、IBM DB2 9とOracle Database 10gの2システムだ。
実際にDatabaseコンポーネントを利用するためには、xfy Serverシステム管理ツールを使ってDatabaseコンポーネントのパッケージを登録し、xfy Enterprise Clientに配信する必要がある。なお、xfy Serverシステム管理ツールの起動方法などは、すでに「第2番:コンテンツデザイン(その1)」で示しているので、詳細についてはそちらを参照してほしい。
たとえば、IBM DB2 9用のDatabaseコンポーネントを収めたパッケージ「xfy-adpt-db2_1_5_1_0.zip」を登録するときには、[パッケージの登録]ボタンをクリックして、表示された[パッケージの登録]画面でそのフルパス名を指定する。このようにしてパッケージを登録しておくことで、xfy Enterprise Clientの起動時に自動的にパッケージの内容が配信され、インストールされる。