ジャストシステムは12月6日、財務情報データ向け標準仕様であるeXtensible Business Reporting Language(XBRL)対応の財務処理用XMLアプリケーション開発・実行環境「xfy XBRL Solution」を発表した。2007年3月に販売を始める。価格は、1800万円(1サーバ、20クライアントライセンス)からとする。
xfy XBRL Solutionは、統合XMLアプリケーション開発・実行環境「xfy Enterprise Edition」をベースに、財務業務向けのレポーティング・分析機能を追加した製品。XBRL対応のレポーティングアプリケーションや分析システムを、短期間で構築できるという。
このレポーティング機能は、XBRL形式の財務データから貸借対照表や損益計算書などを含む財務諸表を自動的に作り、財務報告書の作成を支援する。ジャストシステムでは、「通常(この種の作業には)複雑で高度な財務知識とXBRLの技術的知識が必要だが、生成された財務報告書をワープロや表計算ソフトと同様な感覚で編集できる」としている。
分析機能は、複数のXBRLまたはXMLデータを同時に表計算形式で扱うことで、さまざまな財務分析を実行する。グラフの種類を選択すれば、数値結果は自動的にグラフ化できる。