「遠隔地からモバイル機器のデータ消去が可能」--インテリシンクの新機能

藤本京子(CNET Japan編集部) 2005年02月15日 19時10分

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 インテリシンクは2月15日、携帯電話などのモバイルデバイスから企業内のグループウェアなどにアクセスするシステムを構築するためのプラットフォーム、Intellisync Mobile Suite(IMS)の最新版となるVer.6.2Jを発表した。新バージョンでは、モバイルデバイスを紛失した際、遠隔地からデバイス内のデータを消去することが可能になるという。

 IMSは、Email Accelerator、System Management、File Sync、Data Syncという4つのコンポーネントで構成されるが、これまでのバージョンでは、モバイル環境からメールやグループウェアなど企業内情報にアクセスするための中核コンポーネントEmail Acceleratorのみが実装されていた。新バージョンの6.2Jでは、モバイルデバイスをリモート管理できるSystem Managementと、ドキュメントの管理や一斉配信ができるFile Syncが追加され、またシステム管理者がモバイル機器にワイヤレスでアクセスし、管理できる機能なども備わった。

インテリシンク 代表取締役社長 荒井真成氏

 インテリシンク 代表取締役社長の荒井真成氏は「4月1日から個人情報保護法が施行されるが、今回のバージョンは安全管理措置の役割を担うセキュリティ機能が多く含まれている」と述べる。今回発表されたSystem Managementを使えば、システム管理者が企業の機密データの入ったノートPCや携帯電話、PDAなどモバイル機器のシステム状態を監視し、機器の紛失や不正利用の可能性がある場合には、遠隔操作で通信機能を無効化したり、任意のデータを消去したり、PDAを初期化したりすることができるという。

 またFile Syncでは、企業内のファイルやイントラネット情報などを一元管理し、モバイル環境で情報を共有することが可能となる。File Syncの使用例として、同社 営業・マーケティング担当副社長の井手龍彦氏は、「商品価格表の変更を毎朝自動的に配信したり、イントラネットで社内行事の日時を全員に通知したり、人事異動とそれに伴う内線番号の変更を通知するといった使い方ができる」と説明する。

 インテリシンクでは、新バージョン発表とともにEmail Acceleratorの価格改定も行っている。旧価格は1ライセンスごとに2万160円(税込み)となっていたが、新価格では1万2600円(同)となった。また、System ManagementおよびFile Syncは、携帯・PDA向けが9450円(税込み)、PC向けが1万2600円(同)となっている。いずれも最小ライセンスは50。

 今後のロードマップとして同社では、2005年第2四半期にデータベースのシンク機能となるData Syncコンポーネントを実装することと、データ同期用仕様SyncML準拠の携帯電話とSymbian携帯電話をSystem Managementに対応させること(Email Acceleratorは対応済み)を予定している。また、同第3四半期には、NTTドコモのiアプリによるシンク機能の提供、同第4四半期にはauのEZアプリへの対応を予定しているという。

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