VMwareからシンクライアント向けとディザスタリカバリ向けの新製品

藤本京子(編集部) 2007年09月12日 14時28分

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 VMwareは9月11日、同日開幕した「VMworld 2007」にて、10日付けで発表したばかりの3製品を紹介した。3製品の中で目玉となる「VMware ESX Server 3i」についてはすでに記事でも取り上げたが、その他の新製品「VMware Virtual Desktop Manager」と「VMware Site Recovery Manager」をここで紹介したい。

 Virtual Desktop Managerは、VMwareが提供するシンクライアントソリューション「VMware Virtual Desktop Infrastructure(VDI)」の一環としてコンサルティングチームが提供していたものを、2007年4月に買収したProperoのコネクションブローカーと呼ばれる技術を基盤に製品化したものだ。

 コネクションブローカーとは、シンクライアントを利用する際に、仮想マシンとクライアントマシンの接続を管理するもの。複数のクライアントマシンが仮想マシンと接続する場合でも、空きのある仮想マシンを探し出し、適切に割り当ててくれる。

 同様の機能を持ったものには、NECの提供する「Sigma System Center」がある。NECは、日本におけるVMwareのパートナーとしては最も長い付き合いがあり、VDIとSigma System Centerを使ったシンクライアントのトータルソリューション「Virtual PC Center」を提供している。

 一方のSite Recovery Managerは、ディザスタリカバリをよりシンプルに実現する製品で、仮想マシンを管理する「VMware VirtualCenter」の一部として提供される。

 理想的なリカバリプランとは、リカバリサイトに本サイトと全く同じ環境を再現することだが、これではコストがかかるため、一般的にこうした実装をする企業は少ない。Site Recovery Managerは、仮想マシンをリモート環境にコピーし、VirtualCenterからリモートにあるコピーを動かすことができるというものだ。

 Site Recovery Managerの機能を使い、リカバリプランを設定し、管理する。フェイルオーバーの自動化や、リカバリプランをテストすることもできる。

 VMware 社長兼CEOのDiane Greene氏は、メイン州のBowdoin Collegeとカリフォルニア州のLoyola Marymount Universityがディザスタリカバリで提携し、どちらかに問題が起こってもお互いリカバリができる環境を作った例を挙げた。

 両製品の出荷時期は、Virtual Desktop Managerが2007年末、Site Recovery Managerが2008年上半期を予定している。

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