--Keys氏に伺いたい。新社長に細谷氏を迎えた理由は何か。
Keys氏 細谷氏は(前職である)SAPジャパンにおいて、長年営業を担当し、パートナーと共に顧客の課題か解決に努めてきた人物です。われわれは日本での成長戦略において、パートナーとの協業強化を打ち出しています。日本における収益のうち、2015年までにパートナー経由での収益を50%に引き上げる目標を掲げていますが、現時点(9月末)において、その比率は30%を超えています。
細谷氏とSoftware AG COOでグローバル・エクステンディド・ボード アジア太平洋・日本地域、中東およびトルコ地域担当のStephen Keys氏
Software AGの製品は、(単体機能を提供する)パッケージソフトウェアとは異なります。われわれの製品が提供する価値を理解し、顧客ニーズを把握した上で、最善の価値提供をできるパートナーと強固な関係を構築し、製品を提供していく戦略です。そういった意味でも、細谷氏は「カスタマーフォーカス」の姿勢を貫いている人物。適任だと考えています。
--最後に、就任時に本社から課せられた目標を教えてほしい。
細谷氏 それは、もちろん数字(売り上げ達成)です(笑)。Software AGにとって日本は有望かつ重点投資を継続する市場であることに変わりはありません。日本法人は約50人ですが、パートナー企業と協業体制を強化し、積極的に市場にアプローチし、さらにプレゼンスを高めていきたいと考えています。