キヤノンITS、UTMの仮想アプライアンス販売--DDoS対策やWAFなども搭載

NO BUDGET

2014-12-16 17:58

 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は12月16日、統合脅威管理(UTM)の仮想アプライアンス製品「SECUI MF2 Virtual Edition(VE)」の販売を開始した。「VMware ESXi 5.5」上で稼働する。オープン価格。

 今回発売されるMF2 VEはアプリケーションの可視化や制御、分散型サービス妨害(DDoS)攻撃対策、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)を搭載するUTMアプライアンス「SECUI MF2」のソフト部分を切りだしたもの。仮想アプライアンスとして仮想基盤上に容易に展開でき、複雑化する外部の脅威から効果的な防御を提供するという。

 提供されるのは、ファイアウォールモデルとUTMモデルの2種類。ファイアウォールモデルの機能はファイアウォールとIPsecのVPN。UTMモデルは、これらに加えて、不正侵入防止やスパム対策、ウイルス対策、ウェブフィルタリング、アプリケーション制御、WAFなどの機能を利用できる。

 MF2 VEの発売では、これまでキヤノンITSがセキュリティ製品の販売やサポートで蓄積した知見を活かし、管理画面や製品マニュアル、技術資料の日本語化などでSECUIと協力し、日本のユーザーが使いやすい製品になったという。また、Cyren(旧Commtouch)のウイルスデータベース(DB)、ジランソフトの迷惑メール(スパム)DB、アルプスシステムインテグレーションのウェブフィルタリングDBなど日本市場で実績のある各エンジンを採用した。

 開発元は、2000年3月に韓国Samsungグループの情報セキュリティ専門会社として設立されたSECUI。UTMを中心にネットワークセキュリティ製品の設計や開発、販売、情報保護コンサルティング、セキュリティ専門SIサービスも提供している。日本国内では2009年11月から販売を開始し、1万社以上の導入実績があるという。

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