アーティストのマネジメントやライブなどの興行を営むアミューズはウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)を導入し、セキュリティを強化している。フォーティネットが2月27日に公開した。
アミューズではここ数年、自社で運営するオンラインショップを中心にアーティスト関連グッズの販売やウェブでのファンクラブ、電子チケットなど、ネットビジネスからの収益を増加しており、堅牢なセキュリティ体制の構築が最重要課題となっていたという。
アミューズでは、外部のクラウドサービス上に基幹システムを構築、社内向けに閉じた環境で運用していた。アジア進出に伴い、拠点の新設などに対応できるよう、外部アクセスを許可したことで最大限のセキュリティ施策が必要になったと説明する。多層的にセキュリティ対策をしていたが、脆弱性の改修漏れや将来の機能拡張などを考慮し、WAFの導入を決定したという。
アミューズはフォーティネットの仮想アプライアンス版WAFである「FortiWeb-VM」を選んだ。アミューズの外部で運用されているプライベートクラウドサービス上で運用できるためという。ウェブ改ざん検知や脆弱性スキャナ、ウイルス対策機能を備える点も評価。低コストや導入効果を提示できるレポート機能も理由に挙げている。
構成図(フォーティネットジャパン提供)