Lei Jun氏は、Xiaomiの成功を評価されて選ばれている。この会社は、「世界で最も価値の高いテクノロジ新興企業」になっており、460億ドルの企業価値がある。TIMEは「中国経済が低コストの製造業から脱却しようとしているなかで、Xiaomiはまさに、中国が必要とする一種の革新的テクノロジを有する企業だ」としている。
Satya Nadella氏
提供:Microsoft
Satya Nadella氏について、Boxの最高経営責任者(CEO)のAaron Levie氏は、「Microsoftがかつては閉鎖的だった分野において、その過程で競合サービスを後押しすることになってもなお、オープン性を推進した。オープンソースソフトウェアをリリースしたり、『iOS』や『Android』向けの開発を行ったり、さらには一部のケースで『Windows』を無料化するといった、以前であれば冒とく的とみなされたような変化が、Microsoftの方向を変えつつある」と評している。
Windowsを「無料化」したことは別として、こうしたことの一部が10年か20年前から行われているということや、iOSやAndroid向けソフトウェアの開発はSteve Ballmer氏の時代に始まったことを指摘するのは、不作法というものだろう。
さらに、Nadella氏がMicrosoftを好転させているのかどうかという点を考えると、大変なことになるだろう。Ballmer氏のもとで、Microsoftは売上高を3倍に、利益を2倍にしており、IBMに肩を並べてさえいる。しかしNadella氏という好感の持てる人物を批判するつもりはない。同氏がMicrosoftのイメージを変えるのに大きな役割を果たしているのは間違いない。
Anita Sarkeesian氏もテクノロジ業界と多少関わりのある人物だ。Sarkeesian氏は、「ヒステリックで子供じみた」、「GamerGate」運動に関連する女性蔑視者による嫌がらせを受けた主な被害者の1人だ。同氏の「罪」は、ビデオゲームにおける女性の描写について指摘した短い(そして、かなりよくできた)YouTube動画を制作したことだ。それは、ホワイトハウスを全焼させることに匹敵するような罪ではない。
俳優のWil Wheatonは推薦状の中で、「Anitaはデジタル時代のフェミニストだ。現代的なツールとプラットフォームを使い、彼女の意見を聞いて、彼女の提起する難題に取り組みたいと考える何千もの人々を引き込んでいる」と述べている。
ちなみに、TIME誌のリストに選ばれた人を推薦した顔ぶれも、実際に選ばれた人々と同じくらい印象的だ。推薦者には、Hillary Clinton氏や女優のJamie Lee Curtisさん、投資家のCarl Icahn氏、AppleのJonathan Ive氏、故Steve Jobs氏の妻のLaurene Powell Jobsさん、実業家のRupert Murdoch氏、起業家のElon Musk氏、俳優のJack Nicholsonさん、Barack Obama大統領、Rand Paul米上院議員、ジャーナリストのMaria Shriver氏、歌手のTaylor Swiftさん、テニスのSerena Williams選手などが含まれる。TIME誌のRadhika Jones氏は、「私はそれを『TIME 200』とみなすようになった。影響力のある推薦者が大勢いるからだ」と話す。由緒あるTIME誌には今もなお、BuzzFeedのようなウェブサイトにはない魅力がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。