ただし、回答者のキャリアプランは、年代によって大きく異なっている。Spiceworksによれば、ミレニアル世代(1980年~2000年頃生まれ)の33%は2019年に転職する予定としているが、ベビーブーム世代(1940年代半ばから1960年代前半頃までの生まれ)の転職希望者は13%であり、ジェネレーションX(1960年代初頭から1970年代生まれ)では26%となっている。
転職希望者の多く(62%)は、給与アップを目的としている。同社によれば、ITプロフェッショナルの年間給与の中央値は、米国では7万ドル(約790万円)、欧州では5万5000ユーロ(約700万円)だったが、3分の1以上が過去12カ月間に昇給を受けていなかった。
また52%は転職を希望する理由としてスキルを伸ばすことを挙げており、36%はワークライフバランスの改善を求めている。
SpiceworksのシニアテクノロジアナリストPeter Tsai氏は、「全体として見れば、2019年のITプロフェッショナルの雇用状況は有望だ」と述べている。「その結果、多くのテクノロジプロフェッショナルが、より高い給与やスキルを向上させる機会が得られる仕事を求めて、履歴書に磨きをかけている。同時に多くの企業(特に大企業)は、サイバーセキュリティ、AI、DevOpsに詳しい従業員を求めているため、これらのスキルセットを備えた人材の需要は高まるだろう」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。