「信頼」を守るために何をすべきか--写真で見るRSA Conference 2019 USA - 8/20

鈴木恭子

2019-03-15 11:30

 世界最大級のセキュリティ総合イベント「RSA Conference 2019 USA」が米国時間3月4日から3月8日までの5日間、米サンフランシスコのモスコーンセンターで開催された。28回目となる今回は、621のセッションに740人の講演者が登壇。展示会場には世界各国から700社以上の企業や政府機関、非営利団体が出展した。(筆者1人ではセッションを網羅できなかったので)基調講演を中心にイベントの様子を紹介したい。

 RSA Conference名物「暗号化パネルセッション」に登壇した暗号化業界のエキスパート。(右から)独立系セキュリティ研究家のPaul Kocher(ポール・コーチャー)氏、米IBMリサーチの暗号研究グループマネージャーであるTal Rabin(タル・ラビン)氏、暗号理論研究者でRSA公開鍵暗号の発明者でもあるWhitfield Diffie(ホイットフィールド・ディフィー)氏、サイモンズ計算理論研究所所長のShafi Goldwasser(シャフィ・ゴールドワッサー)氏、マサチューセッツ工科大学教授のRonald Rivest(ロナルド・リベスト)氏。モデレーターはRSA CTOのRamzan氏が務めた。
 トピックは、2018年12月にオーストラリアで可決した、法執行機関の要請に応じ、企業が自社製品で利用している暗号化回避用のバックドアを設ける「反暗号化法」やブロックチェーンの安全性など。Rabin氏はブロックチェーンについて、現在は否定的な意見が多いが、時間とともに安全性は高まる。最初期のウェブブラウザである『NCSA Mosaic』や検索エンジン『AltaVista』は、それ自体は(他との競争によって)淘汰されたが、技術自体がなくなったわけではない」と指摘した。

 RSA Conference名物「暗号化パネルセッション」に登壇した暗号化業界のエキスパート。(右から)独立系セキュリティ研究家のPaul Kocher(ポール・コーチャー)氏、米IBMリサーチの暗号研究グループマネージャーであるTal Rabin(タル・ラビン)氏、暗号理論研究者でRSA公開鍵暗号の発明者でもあるWhitfield Diffie(ホイットフィールド・ディフィー)氏、サイモンズ計算理論研究所所長のShafi Goldwasser(シャフィ・ゴールドワッサー)氏、マサチューセッツ工科大学教授のRonald Rivest(ロナルド・リベスト)氏。モデレーターはRSA CTOのRamzan氏が務めた。
 トピックは、2018年12月にオーストラリアで可決した、法執行機関の要請に応じ、企業が自社製品で利用している暗号化回避用のバックドアを設ける「反暗号化法」やブロックチェーンの安全性など。Rabin氏はブロックチェーンについて、現在は否定的な意見が多いが、時間とともに安全性は高まる。最初期のウェブブラウザである『NCSA Mosaic』や検索エンジン『AltaVista』は、それ自体は(他との競争によって)淘汰されたが、技術自体がなくなったわけではない」と指摘した。

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