調査

Eclipse Foundation調査から分かる、IoTの最新開発動向

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2019-05-02 08:30

 Eclipse Foundationの調査によると、IoT開発者はクラウドプラットフォームや、ホームオートメーション、産業向け配備に力を注いでおり、大半のデバイスはARMベースだという。

 1700人を超える開発者を対象とした同社の調査では、開発者が商用IoTプロジェクトに注力するようになってきている状況が明らかになった。

主なポイント

  • IoT向けのクラウドプラットフォームとして上位を占めているのは、「Amazon Web Services」(AWS)と「Microsoft Azure」「Google Cloud Platform」となっている。

  • 回答者の38%は最大の懸念としてセキュリティを挙げており、その後に接続性(21%)やデータの収集および分析(19%)が続いている。

  • 回答者が最も力を注いでいるのはIoT(34%)であり、その後にはホームオートメーション(27%)や産業オートメーション/産業用IoT(26%)が続いている。
  • IoTデバイスのプロセッサアーキテクチャーとして最も多いのはARMであり、ゲートウェイノードやエッジノードでは70%を占めている。
  • 最も多用されているOSはLinuxであり、エッジデバイスやゲートウェイデバイスでは76%に上っている。ただ、制約の大きいデバイスではFreeRTOSが最もよく利用されている。「Debian」の他、その派生OSである「Raspbian」や「Ubuntu」「Ubuntu Core」は回答者の3分の1に使用されている。

  • 回答者の3分の2は、IoTの開発や配備を実施済み、あるいは向こう18カ月の間に実施する計画があると答えている。
  • 最もよく利用されているプログラミング言語はCだった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]