楽天モバイルが構築した5G(第5世代移動体通信)のクラウドネイティブなモバイルネットワークでは、光伝送にNokiaが採用された。Nokiaが3月10日に発表した。
楽天モバイルのモバイルネットワークは、世界初というクラウドネイティブなソフトウェアベースで構築されている。このバックホールネットワークを稼働させるために、「Nokia 1830 Photonic Service Switch」が導入されるという。Nokiaの「Photonic Service Engine 3(PSE-3) スーパーコヒーレントチップセット」およびCバンドやLバンドの超広帯域波長ルーティングを使い、最大容量とビット当たりのコストを最適化できるとする。
楽天モバイルは4月に商用サービスを本格化させる予定。当初は4Gサービスだが、ネットワーク帯域幅を簡単かつ柔軟に拡大することにより、5Gサービスの迅速に展開していく。同社 取締役兼最高技術責任者のTareq Amin氏は、「世界初のエンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークを構築し、エンドユーザーに対して、前例のないネットワークの機敏性と業界を変革させる経済性を提供していく」とのコメントを寄せている。