楽天モバイルは、自社の通信クラウドインフラにNetroundsのサービス品質管理ソリューションを採用した。Netrounds Japanが1月21日に発表した。
楽天モバイルは通信ネットワークを完全に仮想化した“クラウドネイティブネットワーク”を早期に構築するため、Netroundsのアクティブテスト/アシュアランスソリューションを採用した。これにより、アクティベーションテスト、継続的なアクティブモニタリングからトラブルシューティングまで、品質保証プロセスにおいてライフサイクル全般にわたり自動化することが可能となる。
今回の採用で、ネットワークサービスのテスト、モニタリング、トラブルシューティングをゼロタッチで実行するだけでなく、 顧客の振る舞いを模倣したマルチドメインのトラフィックを生成したり、軽量なソフトウェアベースのテストエージェントにより、ネットワークエッジからクラウドまで全ての領域をカバーすることも可能となる。
楽天モバイルではこうした機能を活用することにより、モバイルバックホールが中央データセンターから無線基地局まで最適に機能することを保証できるようになり、またモバイルバックホール全体にわたりデータプレーンパスの問題を隔離することによる迅速なトラブルシューティングが可能となる。さらに内部のデータセンター間のパフォーマンスを測定することにより、完全なハンドオーバーエクスペリエンスを実装できる。