ServiceNowとOracleは、ServiceNowの「ITOM Visibility」と「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)の連携について発表した。
両社共通の顧客は、OCIインスタンスの変更をアクティブに可視化し、ビジネスサービスにどう影響するかを把握できるようになる。新たに連携したサービスは「ServiceNow Store」で入手できる。
ServiceNowは、「Now Platform」をマルチクラウドデプロイメントの中心的な存在にすることを目指している。「ServiceNow ITOM(IT Operations Management)」は、「Amazon Web Services(AWS)」「Azure」「Google Cloud」と連携しているほか、「Kubernetes」「OpenShift」「Cloud Foundry」のコンテナーに対応している。
ServiceNow ITOM VisibilityのソリューションとOCIを組み合わせることで、マルチクラウドのIaaSやPaaS、CaaS(Container as a Service)のリソースを可視化できるとOracleは説明している。また、ServiceNowの包括的なIT資産データによって、変更の可視化、インシデントの追跡、ソフトウェアライセンスのコンプライアンス準拠といったタスクを実現できる。
Oracleは、「ServiceNow Discovery」と「Software Asset Management」をソフトウェア監査用のサードパーティツールとして認証している。またOCIによって、ServiceNowの人工知能(AI)を活用するサービスオペレーションを活用する顧客は、問題が発生し、ユーザーに影響する前に予測し、防ぐことができるようになる。単一の統合されたエージェントフレームワークで、ITチームは脆弱性の管理や、ソフトウェア資産管理を強化し、インテリジェントなワークフローを利用してインシデント対応を自動化できるようになる。ServiceNowは3月、Now Platformの最新版「Quebec」の提供を開始している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。