HPEの第3四半期決算、売上高は69億ドル--通期の利益見通しを上方修正

Jonathan Greig (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2021-09-03 10:28

 Hewlett Packard Enterprise(HPE)は米国時間9月2日、2021会計年度第3四半期決算(7月31日締め)を発表した。エッジからクラウドまでを網羅した戦略が奏功し、同社の事業全体に弾みがついているという。

 売上高は前年同期比1%増の69億ドルで、非GAAPベースの1株当たり利益は47セントだった。

 アナリストは、売上高を69億3000万ドル、非GAAPベースの1株当たり利益を42セントと予想していた。

 ハイパフォーマンスコンピューティングおよびミッションクリティカルシステム(HPC & MCS)事業の売上高は、前年同期比11%増の7億4100万ドルだった。ストレージ事業の売上高は前年同期比4%増の12億ドルとなった。このセグメントのうち、「Nimble」の売上高が10%、オールフラッシュアレイストレージ製品の売上高は30%以上増加した。

 インテリジェントエッジ事業の売上高は前年同期比27%増の8億6700万ドルで、コンピュート事業の売上高は前年同期比9%減の31億ドルだった。ファイナンシャルサービス事業は前年同期比4%増の8億4400万ドルとなった。

 第3四半期の年間売上高ランレートは7億500万ドルで、前年同期比で33%増加した。

 HPEは第4四半期の1株当たり利益が0.44〜0.52ドルの範囲になると見込んでいる。通期の1株当たり利益は1.88〜1.96ドルと予測しており、これまでの1.82〜1.94ドルから上方修正した。

 HPEのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)Antonio Neri氏は、第3四半期の業績について、受注が堅調に伸びたほか、マージンが拡大し、記録的なキャッシュフローを達成したと述べている。

 「当社の差別化されたポートフォリオが市場で反響を呼んでいることをうれしく思う。また、当社のエッジ・ツー・クラウド戦略により、事業全体に弾みがついている」とNeri氏はコメントした。

 「新型コロナ感染拡大の影響で、当社が何年も前に予測したエッジ中心、クラウド対応、データ駆動型の世界への移行が加速し続けている。企業はこれまで以上に、安全な接続性、データからの迅速な洞察、あらゆる場所でのクラウド体験を必要としている。当社はこうした傾向が今後も続くと考えている。デジタル変革はもはや優先事項ではなく、戦略上不可欠なものとなっている」(同氏)

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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