NEC、BankingWeb21の「営業と開発を続けていく」--一部報道を否定

田中好伸(編集部)

2005-12-19 19:54

 NECは12月19日、「地銀向けオープン勘定系システムの営業活動を凍結する」との一部報道に対し、「営業活動は凍結しておらず、積極的に進めている」とのコメントを発表した。

 NECが進める地銀向けオープン勘定系システムは「BankingWeb21」(BW21)。NECのUnixサーバ「NX7000」(OSはHP-UX)、BEAシステムズの分散トランザクション処理ソフト「BEA Tuxedo」、データベースにOracleを採用している。1999年7月に発表され、2003年5月から八千代銀行で稼働している。

 BW21は当初、八千代銀行のほか、愛媛銀行、びわこ銀行、トマト銀行、大東銀行、東日本銀行、大光銀行、高知銀行、三重銀行など計9行が採用を発表していた。しかし、9行のうち愛媛銀行、東日本銀行、大光銀行がBW21の採用を撤回しており、BW21の先行きに対して不安の声が上がっていた。

 また、同報道ではNECが「NTTデータと富士通、日立製作所が合意したオープン系の地銀向けシステムの共同開発に参加していく」としているが、NECは「参加していない」とのコメントを発表。NECでは「BW21の開発を引き続き強化していく」と説明している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. セキュリティ

    ブラウザの可能性を Google Chrome Enterprise で追究、セキュリティ実現には?

  3. ビジネスアプリケーション

    NTTグループが17万ユーザーの決裁システムを抜本的に改革、プロジェクトの鍵を握るサービスとは

  4. ビジネスアプリケーション

    データリーダーが知っておくべき、AI活用の投資対効果を高める「実効性のある戦略策定」の進め方

  5. モバイル

    目前の「Windows 10」サポート終了、「Windows 11」への移行負担を解消する最適解とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]