富士通は11月4日、ITサービスを手がける米Electronic Data Systems(EDS)とのあいだで世界規模の技術パートナー契約を結んだと発表した。これにより、富士通は基幹向けIAサーバ「PRIMEQUEST」とタブレットPCを、ホスティングサービスやレガシーマイグレーションなどの基盤としてEDSに提供していく。
PRIMEQUESTは、64ビットプロセッサIntel Itanium 2を搭載するオープンサーバだ。主要なハードウェアを二重化して完全に同期動作させるアーキテクチャ「Dual Sync. System Architecture」などにより、高信頼性および高可用性を実現したという。2005年4月に全世界で販売を開始し、6月より出荷している。これまで、国内外で約400件の商談があった。
EDSは、基幹業務向けサーバやホスティングサービスのほか、メインフレームからオープン環境への移行を支援するレガシーマイグレーションといったソリューションの基盤として、PRIMEQUESTを使用する。構築した各種ソリューションは、北米を始め世界各国で順次販売する。