NECとSAPジャパンは2月19日、ソリューションなどの開発・マーケティングから販売にわたる協業をグローバルに開始することで合意したことを発表した。
今回は(1)NEC製のハードやソフトのSAPソリューションへの組み込みと共同でのマーケティング、(2)システムインテグレータ(SI)分野でのソリューションの共同開発・マーケティング、(3)アプリケーションサービス事業の共同展開、(4)要員育成、研究開発での協業――の4点で新たに協業する。その第1弾として、アジア地域での展開を開始、他地域への拡大を検討するとしている。NECは、今回の協業で成長率の高いアジア地域でのSAP関連要員を強化、現在の300人体制から2010年に600人体制への拡大を図る。
NECはまた、今回の協業に加え、独SAPと「グローバルテクノロジーパートナー契約」を締結している。NECはこの4月にも、SAP製品の基盤として活用可能なサーバ・ストレージを認証する「NEC SAPコンピテンスセンタ」を独SAP内に開設する。