NECは9月14日、中堅企業向けERP「SAP Business One NEC Kansai Branch Edition」に他社製ソフトとのデータ連携機能を付加し、販売を開始した。また、独自機能の追加や、「SAP Business One」の最新版「SAP Business One 2004B」への対応も実施した。税別価格は100万円から。
データ連携が可能となったのは、パワーザイムの自己資金管理ソフト「キャッシュパワー・ステートメント」、エクスの生産管理ソフト「電脳工場」、ユニオンソフトの手形管理ソフト「手形の達人」、日本コンピューター・システムのデータ分析ソフト「販売・購買分析テンプレート」の4製品。データの連携により、SAP Business One上での自己資金管理、生産管理、手形管理、販売/購買分析に関する機能を強化できた。
NECは、SAP Business Oneに登録された販売、購買、入出金の各種伝票データから400パターン以上の帳票を出力できる「販売・購買帳票機能」も独自に追加した。この機能を活用すると、多種多様な帳票を出力している既存の基幹業務システムからSAP Business Oneシステムへ効率よく移行できる。
NECでは、関西地域の中堅企業や「SAP/R3」導入企業のグループ会社などに採用を働きかけることで、今後2年間で200システムの販売を見込む。