富士通、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」の仮想化を強化--RHEL 5をサポート

CNET Japan Staff

2007-04-19 21:40

 富士通は4月19日、同社の基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」で、「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)5」をサポートし、同OSに含まれる仮想化ソフトウェアをベースとした「仮想マシン機能」の提供を開始すると発表した。

 今回の発表に合わせて同社は、Microsoft Windows Serverの仮想マシンの運用性を向上させるツールの提供を開始することも発表した。

 今回新たに提供する仮想マシン機能では、PRIMEQUEST1台で、RHEL AS v.4、RHEL 5、Windows Server 2003のシステム(仮想マシン)を合計で最大60システム稼働できる。また、業務の変化に合わせて仮想マシン間のリソース配分を柔軟に変更することも可能という。

 PRIMEQUEST向けにラインナップされている同社製ミドルウェアは、仮想マシン上でも物理マシン上と同様に動作する。

 PRIMEQUESTでは以前より、ハードウェアによるサーバ仮想化機能として、「物理パーティショニング(Physical Partitioning:PPAR)」と「拡張パーティショニング(Extended Partitioning:XPAR)」を提供している。最上位モデルの「PRIMEQUEST 580」の場合、PPARでは最大8パーティション、XPARでは最大16パーティションまで分割できる。

 システム同士の障害隔離性があるPPAR、XPARと、リソース配分の粒度(細かさ)や柔軟性ある仮想マシン機能を組み合わせて適用することで、用途や規模、求められる信頼性が異なる多数のシステムを、PRIMEQUESTの処理能力を活用しながら搭載し、ITインフラの最適化、TCOの削減を図ることができるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. セキュリティ

    ブラウザの可能性を Google Chrome Enterprise で追究、セキュリティ実現には?

  3. ビジネスアプリケーション

    NTTグループが17万ユーザーの決裁システムを抜本的に改革、プロジェクトの鍵を握るサービスとは

  4. ビジネスアプリケーション

    データリーダーが知っておくべき、AI活用の投資対効果を高める「実効性のある戦略策定」の進め方

  5. モバイル

    目前の「Windows 10」サポート終了、「Windows 11」への移行負担を解消する最適解とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]