ソニックウォールが初のSSL-VPNアプライアンスを発表--ユーザーライセンス数は無制限

田中好伸(編集部) 2005年10月31日 18時57分

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 米SonicWALLは10月31日、中小企業向けSSL-VPNアプライアンス「SonicWALL SSL-VPN 2000」(日本語版)を12月下旬から販売すると発表した。同社にとって初のSSL-VPN製品となる。

SonicWALLの内山高夫カントリーダイレクタ

 SSL-VPN 2000はHTTPやHTTPS、FTP、Telnet、SSHなどの主要アプリケーションに対応している。一般的な使い方をするユーザーであれば100人、暗号化パケットを多くやり取りするなどアプライアンスに負荷をかけた使い方であれば50人という同時接続数を推奨している。エンドユーザーの認証方式は、内部データベース、RADIUS、LDAP、Active Directoryに対応している。

 エンドユーザーの接続方式は、SonicWALL NetExtender、HTTPプロクシ、Javaアプレット(またはActiveX)--の3方式からなる。NetExtenderを使った方式では、トンネルを貼った通信状態と同じような状態となり、TCP/IPベースのアプリケーションをリモートから使うことができる。例えば、Microsoft OutlookやLotus Notesなどのメールソフトを使うこともできる。

 標準的なブラウザからのHTTPプロクシでは、FTPやWindowsネットワークファイル共有を利用でき、ウェブアプリケーションも利用できる。Javaアプレット(またはActiveX)による方式では、RDPやTelnet、SSHに対応している。

 SSL-VPN 2000は、他社製ファイアウォール製品と組み合わせることが可能。また、SonicWALLのファイアウォール製品「SonicWALL TZ」シリーズ、「SonicWALL PRO」シリーズとの組み合わせでゲートウェイでのウイルス対策、スパイウェア対策、侵入防御システム(IPS)で、SSL-VPN経由のトラフィックをスキャンすることができる。

 日本オフィスの寺前滋人システムエンジニアリングマネージャは「SonicWALLの調査では、中小企業ユーザーの80%が何らかの形でVPNを利用し、そのうちの85%がIPSec VPNを利用しているのに対して、18%がSSL-VPNを利用している」と現在のリモートアクセスの利用状況を説明している。また、「中小企業ユーザーの80%は既存のSSL-VPN製品は高すぎるとの意識を持っている」(寺前氏)という。

 SSL-VPN 2000の価格は57万5400円であり、同時接続できるユーザーライセンスは無制限となっている。日本オフィスの内山高夫カントリーダイレクタは「既存のSSL-VPN製品はユーザーライセンス数10〜20が標準でついているが、それ以上だと追加料金がかかる」ことを指摘して、これまでSSL-VPNが中小企業に普及しなかったのは、ライセンス料金がネックになっていたと見ている。ライセンス料を無制限にしたことで「これまで中小企業でSSL-VPN導入の障壁となっていた導入コストに関する問題を解決する」(内山氏)という。

 SonicWALLでは、設定画面やマニュアルなどを日本語にしており、サポートセンターも日本で運用している。またサポートメニューは、9時から夕方18時までで平日の月曜から金曜まで対応する「8×5サポート」と24時間365日対応する「24×7サポート」の2種類を用意している。

 SonicWALLのアプライアンス全製品は8×5サポートが1年分利用できる用になっており、今回発売となるSSL-VPN 2000も、1年目の8×5サポートが標準で利用できる。なお2年目以降のサポート料金は7万2450円となっている。

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