早大と筑波大とエルミック、新しいOSアーキテクチャー開発を共同で着手

WebBCN (BCN) 2006年03月14日 11時52分

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 早稲田大学(白井克彦総長)の理工学部中島研究室と筑波大学(岩崎洋一学 長)の大学院追川研究室、エルミック・ウェスコム(村島一彌社長)は、組み 込みシステムのセキュリティと信頼性強化を実現する新しいOSアーキテクチャー の開発プロジェクトに共同で着手すると発表した。

 プロジェクトが開発するアーキテクチャーは、マイクロカーネル上に仮想化 したLinuxとITRONを実装しており、システムの強化すると同時に開発工数の短 縮も期待できる。仕様は3者が協力して策定し、プログラムの開発はエルミッ クが行う。

 具体的には、1つのCPUマイクロカーネルを実装し、その上で仮想化したOSを 複数動作させるプログラムを開発する。この構造では複数の実行環境がそれぞ れ独立して動作するため、アプリケーションやリソースをOSごとに分離するこ とが可能となる。そのため、外部からの攻撃だけでなく、内部で発生した不具 合に対しても強く、OSごとに効率的な資源管理が可能なシステムを構築できる。

 また、過去に各OS上で作成したアプリケーションやドライバなどのソフトウ エア資産の有効活用や開発効率の向上が可能で、異なるCPUへの移植も簡単に 行える。ほかにもマルチコアプロセッサーなどの複数CPUへの移植も簡単に行 えるため、負荷に応じてCPUの性能と構成に柔軟に対応できる。

 プロジェクトは07年3月を終了する予定。終了後はプログラムのソースコー ドを公開し、オープンソースソフトとして幅広く普及することを目指す。

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