カネ、ヒト、時間いらずのIT内部統制--最終章:すでにあるPCをActive Directoryに登録する(準備編) - (page 4)

木村尚義

2007-07-30 20:36

クライアントPCの移行にもお金をかけない

 クライアントPCの移行は、一度マスターしてしまえば、何度でも使える技術だ。リースアップしたハードウェアを入れ替えなければならないときにも使えるし、再インストールの際にも使える。

 まず、ユーザーの「マイドキュメント」の保存先をドメインコントローラ(つまりサーバ)に指定する。これにより、すべての従業員は、ファイルを「マイドキュメント」フォルダ保存すると、自動的にドメインコントローラに保存されるようになる。ここでの作業は、ログとして記録され、バックアップ対象ともなっているため、不慮の事故にも対応できる。このように自動的にフォルダを転送する設定を「フォルダリダイレクト」と呼ぶ。この操作はグループポリシーを使って設定する。

IT08-02.jpg フォルダリダイレクトの設定。画面上青帯で示した“クレア”の部分は、自動的にユーザー名に置き換わる。
IT08-03.jpg マイドキュメントの保存先をドメインコントローラ(サーバ)に指定したところ。「マイドキュメントのプロパティ」に、前章(ボリュームシャドウコピー)で説明した「以前のバージョン」タブが表示される。

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