ジュニパー、WAN最適化プラットフォームの機能を強化

藤本京子(編集部) 2007年10月23日 17時34分

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 ジュニパーネットワークスは10月23日、WAN上で利用するアプリケーションを高速化する「WX」およびWAN越えのアプリケーションを高速化する「WXC」と、これらのプラットフォームを可視化する管理システム「WX セントラル・マネジメント・システム」(CMS)の機能を強化するための製品を発表した。

 今回発表したのは、WXオペレーティングシステムのバージョン5.5(WXOS5.5)と、CMSのバージョン5.5(CMS5.5)の2つのソフトウェアだ。

 WXOS5.5で稼動するWXおよびWXCプラットフォームは、SSLに対応したアプリケーションフローアクセラレーション(AppFlow)によって、WAN回線のセキュリティを確保しつつ、アプリケーションのパフォーマンスを最大25倍にまで拡張する。また、WXOS5.5にはサーバメッセージブロック(SMB)トラフィックの高速化機能も追加されている。SMBは、Windows 2003にデフォルト設定されており、ドメインコントローラとして機能する。クライアントとサーバの間でデータパケットが変更されることがないよう監視し、通信者同士の間に割り込むタイプの攻撃を阻止する。

 CMS5.5は、WXCプラットフォームの設定とトラブルシューティングのためのソリューションで、アプリケーションの監視と報告を集中管理する。コンテンツ配信とWAN最適化を同一のプラットフォームで実現するため、コストとCDN(Contents Delivery Network)構築にかかるITインフラの負荷を軽減する。CMS5.5によってIT管理者は、トレーニングビデオやアンチウィルス、ソフトウェアのアップグレード、エンジニアリングデザインなど、大容量のファイルをWXCプラットフォームにプリインストールすることも可能で、支店にコンテンツサーバを設置する必要もなく、データの複製やバックアップなどの管理の手間を削減する。

中村氏 ジュニパーネットワークスの中村氏

 富士キメラ総研の調査レポート「2007コミュニケーション関連マーケット調査総覧」では、WAN最適化プラットフォーム市場において、ジュニパーが出荷量ベースで2年連続市場1位のシェアとなった。ジュニパーネットワークス ソリューションマーケティングマネージャーの中村真氏は、「ジュニパーの製品は、パフォーマンスとセキュリティの両方で高い評価を受けていることはもちろん、世界各地で保守サービスが利用可能となっている。こうしたサポートサービスの良さが高いシェアに結びついている」と述べている。

 WXOS5.5およびCMS5.5は、11月よりジュニパーの販売代理店を通して販売される。価格はオープン。なお、すでにサービス保守契約を締結しているユーザーは、無料でこれらのソフトウェアをダウンロードできる。

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