「無給で嫌な仕事」でもやる理由--田代センセーのメンタルテクニック(2)

田代真人(マイ・カウンセラー) 2009年02月13日 08時00分

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 みなさんこんにちは! マイ・カウンセラーの田代です。不安や悩みを自己解決するメンタルテクニック。前回は「欲があるから人間は動く」というところで終わりましたが、2回目は「だからなんなんだ?」というお話です。

 前回お話ししたように「欲」というものは、行動する理由とも言えます。すべての人間は、欲望に基づいて行動しています。「いやいや、俺はやりたくもない嫌な仕事をしている」という方も読者の中にはいらっしゃることでしょう。しかし、やりたくもない嫌な仕事をしているワケがきっとあるはずです。

 もっとも代表的な理由は「お金が欲しい」……ほら、「欲」という字が出てきたでしょ!? その欲=お金のために「嫌な仕事をする」という行動を起こしているわけです。

 では、もし、お金ももらえずに「無給で嫌な仕事をやってくれ」と頼まれたら、あなたはその仕事をしますか? 普通はしないと思います。なんたって、やる理由がない!

 ただ、それでもやる人がいます。それはお金ではない違う「理由」がある場合です。例えば、昔お世話になった命の恩人から仕事を頼まれた時。この場合、「以前お世話になった」、つまり過去に「欲を満たしてもらった」という前借りの返済をしているのです。このような仕事は、一過性のものであればやりますが、永遠にやるわけにはいきません。

 もっと物騒な例を挙げると、拳銃を突きつけられて「やれ!」と言われた場合。これもやらざるを得ません。生きたいという「欲」のためですね。嫌な仕事を無給でやるのも、すべて理由があるわけです。

嫌な仕事をやる理由

 このように、いやな仕事をやる理由はいろいろありますが、その理由をざっくりと分類すると、まずは「損か得か」という考えがあります。人間誰しも損するとわかっていることはやりたくない。というより、あえて損することはやりませんよね。下がるとわかっている株を買う人は、まずいないでしょう。反対に上がるとわかっている株は買いたい。買えるものならば買えるだけ買ってしまうのが人間の性でしょう。

 次に「悪いことか良いことか」という考えもあります。「悪いこと」の判断が難しいところですが、法治国家であれば、法を犯すこと、それ以外でも学校や会社で禁じられていることや、倫理的に「悪い」と感じることは、通常であれば人はやりたがらない。もちろんこうしてひとくくりにできないから犯罪がなくならないのですが、この件については後述します。性善説でいけば、人はみな良いことをやりたいと潜在的に考えていると思います。社会のために良いこと。会社のために良いこと。ある人にとって良いと思うこと。できれば、そういう良いことばかりして生きていければ幸せですね。

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