年始の今こそ考える「英語を勉強する姿勢」--エリック松永の英語道場(40)

エリック松永

2010-01-08 08:00

 Happy New Year 2010 !!

 いよいよ2010年が始まりました。「今年こそは英語を!」とやる気まんまんの方が今このコラムを読んでいるのではないかなと思います。

 しかし、「考えてみれば去年の年始も同じように思っていたのに……」なんてことはありませんか? 継続こそ力なりとは言え、わかっていても続かないのが人の常。英語英語と思い続けて早ン年という声もちらほら聞こえてきます。今回は2010年初回なので、英語を1年間、いやずっと継続して勉強するための姿勢(posture)について少し真面目に考えてみましょう。

英語学習の基本姿勢

 エリック松永の英語道場の記念すべき第1回で、私は英語を学ぶにあたって大事な3つの項目をあげましたね。覚えていますか?

  1. モチベーションの維持
  2. 学習成果の展開が見えること
  3. 効率的な学習の方法論
まつながみか イラスト: まつなが みか

 この3つの項目は、お互いに強く結びついています。今回お話するのはこの3つの項目にチャレンジするための姿勢です。「The English learning posture precedes its methodology: 英語を学ぶ姿勢は、方法論より優先される」。かの英語道場師範、エリック松永の言葉です(汗)

 では方法論をしのぐ姿勢とはどういうものなのでしょうか。まずは、自分の今を自分を知らなければなりません。過去をすんなり水に流してしまうのではなく、謙虚に自己反省(humble self-reflection)する姿勢が重要です。

 例えば、学習効果に対する展開が、自分の本当の目標とはリンクせずに自己矛盾(self-contradiction)を起こしていないか。また、自分に厳しくなりすぎて自己批判(self-criticism)に走り、自己嫌悪(self-hate)に陥ってモチベーションを無駄に落としていないか。逆に自分に甘すぎて成果を省みず単なる自己満足(self-complacency)になっていないかをチェックしてみましょう。何が問題であるかが見えなければ、解決方法も見つからないのです。

 そして自己反省の結果、問題がわかったら、解決方法を見つけ出すために自分以外の人の意見を積極的な姿勢で求め(solicitation of opinions)、その意見に注意深く耳を傾け(careful listening)、自分の中の既成概念(stereotype)に惑わされず、広い視野で意見に耳を傾ける(openness to any opinions)という姿勢が重要です。

 まとめると、

  • 謙虚に自己反省し、自分を知る
  • そのためには、常に広い視野でオープンに意見を聞く姿勢が大事

ということです。年齢を重ねるごとに結構失われていく姿勢なので、意識して行動すると大きな前進になるはずです。

目標達成に向けて

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