テクノスジャパンは3月21日、SAPジャパンのインメモリソフトウェア「SAP HANA」の実機環境を整えたハンズオンセンターを開設したと発表した。今後3年間で30社以上への導入を見込む。
ハンズオンセンターでは、HANAの実行環境を実際に操作できるのが特徴。実際にシステムを触って処理速度の速さ、性能の高さ、管理の容易さを体験できるという。
センターには、データソースとして統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「SAP ERP」、データ連携を担う「SAP Landscape Transformation」や「SAP BusinessObjects Data Services」などHANAと連携するSAP製品も導入されている。HANA上でのデータモデリングとあわせて、HANAの機能や性能を十分に理解できる環境が構築されている。
ハンズオンでは、稼働検証済みの製品を連携させて、SAP ERPへのデータ投入から、HANAとのデータ連携、クライアントPCからのデータ参照までを実際に操作する。HANAのデータロード、データ処理を体感できる。開発手法や運用などについて、既存のRDBMSと比べて大きな差異がないこと、SAP ERPやモバイルソリューションとの連携が実装でき、開発生産性でも優れていることを理解するのが目的としている。