「スマートな防御が必要」--トレンドマイクロ、2013年の事業戦略を発表 - (page 2)

吉澤亨史

2013-03-27 19:05

 エンドユーザー保護の徹底では、新たに企業向けデータ暗号化・データ共有製品を提供し、セキュアなデータ共有を実現する。セキュリティ機能をSaaSで提供する「Trend Micro Security as a Service」のラインナップを順次拡大し、管理の手間を削減、利用者や端末の場所によらない一律の保護を実現する。

 モバイルセキュリティでは、第3四半期(7~9月)以降に、SPNと連携したアプリケーション制御機能を実装するとともに、モバイル端末管理(MDM)機能の強化や対応プラットフォームの拡大を行う。


大三川彰彦氏

 同社の取締役副社長である大三川彰彦氏は、Deep Discoveryで検知したC&Cサーバの情報と主要製品の連携を第3四半期(7~9月)から開始することを明らかにしている。

 モバイル向けセキュリティアプリ「Trend Micro Mobile Security」も第3四半期(7~9月)以降にモバイルアプリ自動評価技術「Mobile App Reputation」を連携、MDM機能も強化する。企業向けデータ保護・共有製品の提供も第3四半期(7~9月)以降を予定している。

 Deep Securityは5月に機能を強化、クラウドデータ暗号化製品の機能強化を第3四半期(7~9月)以降に、SSLサーバ証明書サービスの一般販売を6月に開始する予定だ。仮想化されたクラウド環境の連携としてDeep SecurityとVMwareのクラウド運用管理ソフトウェア「vCloud Director」の連携を強化、クラウドデータ暗号化ソフトウェアのSecureCloudでAWSのユーザーが必要とする暗号化機能を強化する予定であるとした。

図
※クリックすると拡大画像が見られます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

マイナンバーカードの利用状況を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]