シグマクシスとUEI、精度99%のAIドキュメント自動入力サービスを開始

NO BUDGET

2017-07-30 07:00

 シグマクシスとUEIは7月21日、ドキュメント自動入力プラットフォームサービス、「ディープシグマDPA」を開発、シグマクシスが提供を開始すると発表した。

 ディープシグマDPAは、レイアウト認識にUEIのディープラーニング画像認識モデル、活字文字認識にGoogle Cloud PlatformのGoogle Cloud Vision API 、項目補正にシグマクシスが独自で開発した辞書プログラムを採用しており、さらに自動入力のRPA機能を組み合わせて構成されている。

 従来のOCRパッケージは、文字認識において精度が高くなってきているものの、書面レイアウトやデータ項目によっては対応に限界があり、結果として、多くの企業で未だに人手での入力作業が残っている。ディープシグマDPAは、レイアウト認識、文字認識、項目補正の全てのステップを通じて99%以上という精度を持ち、一般に精度95%にとどまる既存のOCRソリューションを上回るパフォーマンスを実現しているという。


ディープシグマDPAと従来のドキュメント自動入力との比較

 また、数百枚のドキュメント画像データで学習が可能なため、様々な書類フォーマットに短期間かつ高精度で対応することが可能。すでに学習済みの書類フォーマットのモデルを利用する場合は、学習期間なしですぐにサービスを利用できる。さらにAIを活用したプラットフォームのため、ユーザーが増えるに従い、サービスの精度があがるという特徴を備えている。

 シグマクシスとUEIは、データの機密性について、同じ書類フォーマットを利用する場合も、ユーザーはディープシグマDPAの提供するディープラーニングモデルのみを共有するため、外部に漏えいすることはないとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

マイナンバーカードの利用状況を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]