Cisco SystemsとVerizon Businessは米国時間10月7日、Verizonの5GネットワークとエッジインターフェースをCiscoのスポーツおよびエンターテインメントポートフォリオと連携させる新たなソリューションに共同で取り組むと発表した。
両社は、セキュアなロケーション分析のための「Cisco DNA Spaces」、スイッチングやデータセンター技術、スタジアム向け分析サービス(connected venue analytics)と、Verizonの5Gおよびモバイルエッジコンピューティング(MEC)環境を統合する計画だとしている。
パンデミックが沈静化し、イベントなどが再開し始める中、スポーツやエンターテインメントの会場に次世代のコネクテッドサービスやインフラサービスを提供する狙いがあるようだ。
CiscoとVerizonは、共同で提供する製品が利用される可能性のあるユースケースを紹介している。たとえば、スタジアムでアナリティクスを利用し、入場や化粧室、売店での待ち時間を予測する。電子看板やモバイルアプリと連動し、観客を待ち行列の短い別の場所に誘導する。
Ciscoのマススケールインフラストラクチャーグループ担当ゼネラルマネージャーでシニアバイスプレジデントのJonathan Davidson氏は、「両社の専門知識と技術革新を組み合わせることで、5Gの進化を促すとともに、ダイナミックな業界向けのサービスを生み出し、未来のスタジアムのスポーツとエンターテインメントを再定義する」と述べた。「5GとMECソリューションの力で、われわれはクラウドを利用するサービスをエッジへと近づけてより柔軟なアプリケーション開発を実現し、会場で新たな体験をより優れた形でより早く、明確かつ的確に提供できるようになる」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。