IBMとVerizon Businessは米国時間7月15日、産業分野向けの5G活用IoT技術やエッジコンピューティングにフォーカスした新たな提携を発表した。Industry 4.0の未来の実現を促すとしている。
この計画は、Verizonの5Gおよびマルチアクセスエッジコンピューティング(MEC)機能と、IoTデバイス、センサーとともに、IBMの人工知能(AI)やハイブリッドマルチクラウド、エッジコンピューティング、アセットマネジメント、コネクテッドオペレーションといったテクノロジーを活用するというものだ。
現在多くの産業分野の企業が、エッジコンピューティングを利用して、運用に関するほぼリアルタイムで、実用的なインサイトへのアクセスを加速させ、生産性を向上、コストを削減する手段を模索している。両社は、運用効率の向上と、製品品質の最適化、作業員の安全性の向上を実現するテクノロジーに向けて力を合わせていくと述べた。共同で計画している最初のソリューションは、モバイルアセットトラッキングおよび管理ソリューションになる見通しだという。
IBMのコグニティブアプリケーションズ、ブロックチェーン、エコシステム担当シニアバイスプレジデントBob Lord氏は、「企業が全面的な運用に戻り始める中、コスト削減と生産性向上を促す新たなテクノロジーに助けられ、産業分野はかつてないほどの変革を経験している」とし、「このコラボレーションによって、われわれはVerizonと長期にわたる関係を築き、産業分野のエンタープライズ企業が、データセンターからエンタープライズのエッジに至るまで、マルチクラウドレディ、セキュア、スケーラブルな共同ソリューションを十分に活用できるよう支援する」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。