東芝ソリューションは10月30日、シンクライアントシステム「FlexClient」の販売を11月15日から開始すると発表した。
FlexClientは、LAN環境ではPCがシンクライアントとして機能し、オフィス外のモバイル環境では常時ネットワーク接続を必要としないセキュアなPCとして機能する。
具体的には、オフィス内のLAN環境では、PCの実行環境やデータをストレージシステムで一元管理し、PCのローカルディスクにデータを持たないシンクライアントとして機能する。一方、モバイル環境では、あらかじめ許可されたデータのみを暗号化して保存しておく仕組みにより、常時ネットワーク接続を必要としないセキュアなPCとして機能させる。
FlexClientは、同社が認定した機種に限定されるという。基本条件としては、PXEブートをサポートするBIOS、LANの速度が100Mbps以上、実効メモリ512Mバイト以上(768Mバイト以上を推奨)、内蔵HDD1台構成、容量30Gバイト以上となっている。
また、同社では諸条件により運用できない機種があるとし、OSを介さずPCのローカルディスクを直接利用するアプリケーションなど、一部動作しないアプリケーションがあるとしている。
FlexClientソフトウェアライセンス、iSCSIストレージシステム、管理サーバを含む基本セットの税別価格は、20クライアントセットが566万円から、50クライアントセットが915万円から、100クライアントセットが1508万円から。