シーイーシー(CEC)は8月12日、企業のオープンソース導入を推進するための動作検証などの取り組みに関して、米SpikeSourceと提携したことを発表した。CECは日本国内とアジア地域でのサービスを9月1日から提供を始める。
提供されるサービスは、Linux、Apache、MySQL、JBossなどのオープンソースを組み合わせた際の動作検証と、SpikeSourceが認定したソフトのアップデート情報の配信、遠隔管理サービスなどからなる。ソフトの組み合わせ検証・動作確認はSpikeSourceが行い、日本語などの2バイト文字に関する部分の動作確認をCECが担当する。
企業の情報システムをオープンソースソフト(OSS)で構築する場合、組み合わせによる動作確認、ソフトのアップデート情報の収集、障害管理などを企業自らが行わなければならず、OSS導入の阻害要因となっていた。今回のサービスは、システムが稼動してからの保守運用過程で発生する煩雑な作業を減少させられる。
CECでは、SpikeSourceが認定した組み合わせ以外の組み合わせの動作確認・保守サポートにも個別に対応していく。
SpikeSourceは2003年に設立され、OSSの相互運用性についてのテスト、認証、サポートを提供している。現在の最高経営責任者(CEO)は、プッシュ技術を中心にした米marinbaを設立したキム・ポレーゼ(Kim Polese)氏。