フォーティファイ・ソフトウェアは5月8日、Javaの開発用フレームワークである「Seasar2」を開発する、特定非営利活動法人Seasarファウンデーションにソースコード脆弱性検査ツールおよび技術支援を提供することで合意したと発表した。
今回の合意でフォーティファイは、同社の脆弱性検証ツール「Source Code Analysis(ソースコードアナリシス)」およびつセキュアコーディングノウハウをSeasarへ提供し、Seasarが運営するオープンソースソフトウェア(OSS)開発コミュニティ提供のフレームワーク群のセキュリティ品質向上を図る。
また、Seasarが提供するフレームワーク群を利用したエンタープライズシステムのセキュリティ品質向上に同製品を利用できるようにするため、、Seasar固有のチェックルールの開発を行う。
すでに親会社の米Fortify Softwareは2006年11月から「Java Open Review Project」を立ち上げ、オープンソースコミュニティへの支援を始めている。日本法人でも国内コミュニティに対してセキュリティでの支援を進めていくとしている。
Source Code Analysisは、アプリケーションのソースコードを解析し、脆弱性、堅牢性を対象にした160種類以上のセキュリティノウハウをベースに、問題点の可視化および修正に必要な情報を提供するコード解析ツール。Java、C/C+、C#、VB.NET、ASP.NET、ColdFusion、SQLなど幅広い言語をサポートし、世界中で160社以上に導入されているという。