ハイブリッドクラウド時代をリードするシステム基盤
基幹システムを支える
「IBM LinuxONE」の実力

IBMがエンタープライズLinuxサーバー「IBM LinuxONE」を発売してからおよそ3年が経過した。この間、メインフレームの信頼性、安全性、性能をそのままに、Linuxシステムの柔軟性、迅速性を備えたLinuxONEは、メインフレームを更新した既存ユーザーに加え、x86サーバーから移行する新規ユーザーを確実に獲得している。その需要は右肩上がりで、ハイブリッドクラウド時代をリードするLinuxサーバーとして認知されつつある。なぜLinuxONEが支持されているのか。LinuxONEビジネスをテクニカル・セールスとして担当する日本IBMの清水 大紀氏に話を聞いた。

ハイブリッドクラウド時代の強力なシステム基盤

―― メインフレームは、従来から堅牢性や安定稼働を重視する企業の基幹系システムに使われています。一方でLinuxをはじめとするオープン・ソースは、システム構築を柔軟かつ迅速に行うために利用されてきました。そうした中、IBMのメインフレームの基盤で稼働するLinuxONEが登場したことで、企業のシステムに対する意識は変わったのでしょうか。

日本アイ・ビー・エム株式会社
 IBM Z/LinuxONE テクニカル・セールス
クライアント テクニカル スペシャリスト
清水 大紀氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
IBM Z/LinuxONE テクニカル・セールス
クライアント テクニカル スペシャリスト
清水 大紀氏

清水氏 企業の意識は、確実に変わってきています。IBM ZがLinuxをサポートし始めた当初、従来からメインフレームを利用していた企業の多くは、何よりも「継続性」が重要だと考えていました。もちろん、企業では基幹系システムを変えていかなければならないという意識を持っていましたが、新しい技術・機能を導入する場合には慎重の上にも慎重を重ねてから採用されるという状況でした。

 ところがここ数年は、パブリック・クラウドの登場によって状況が大きく変わりつつあります。基幹系システムの継続性を重視するのは当然のこととして、今はそのシステムをこれまで通りにオンプレミスのデータセンターに置くのか、それとも一部のシステムを仕分けしてパブリッククラウド上に持っていくのかという検討を始める企業が増えています。

 およそ10年前には仮想化技術を導入するという流れが基幹系システムにも到来し、今ではほとんどの企業で仮想化技術が取り入れられています。そうした流れと同様に、これからは基幹系システムでもクラウドという流れが進むと考えています。

―― 技術的な進展がシステムに対する意識を変えたということですが、企業のビジネスを支える基盤という側面からシステムに対する要求も変化しているのでしょうか。

清水氏 システムおよびシステム部門に求められる要件は、時代に応じて変わっています。仮想化技術が登場した際に求められたのは、コストを削減することでした。Linuxシステムが登場した当初は、パッケージソフトウェアに代わってOSS(オープンソースソフトウェア)をいかに活用するかが求められました。

 現在のパブリッククラウドは、コストメリットの訴求や新たに登場したクラウドネイティブ技術の活用といった面で注目されています。しかしながら、基幹系システムでは性能やセキュリティも求められますし、急変するビジネスに即応できるシステム開発スピードという要求も高まっています。

―― そうした要求に応えるために、IBMのLinuxONEはどのような解決策を提示できるのでしょうか。

清水氏 OSSの活用という要求に対する解決策については、IBM Z上で稼働するz/Linuxを提供し、SUSE Linux Enterprise ServerやRed Hat Enterprise Linuxといった主要なLinuxディストリビューションにきちんと対応することで、半分以上は要求に回答できていたと考えています。しかし近年は、AIやコンテナ技術などLinuxディストリビューションに含まれないような勢いのあるOSSがたくさん登場しています。LinuxONEは、こうした新しいOSSの技術を活用していく土台となるものです。

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提供:日本アイ・ビー・エム株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2019年12月31日
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