SMART/InSight 2.0がもたらすベネフィットとは
では、情報系サービスプラットフォームへ進化したSMART/InSight 2.0を利用することで、どのようなベネフィットが得られるのだろうか。
例えば、企業内に散在する情報資産のインデックス化は、全社規模でのセキュアなシングルアクセスポイントを提供する。また、関連性のある情報を瞬時に探し出せるようになれば、ナレッジワーカーの生産性は大幅に向上する。そして、情報の発見と再利用によって、過去の成功や失敗例を的確に参照し、プロジェクトの意思決定にかかる時間を短縮できる。さらに、高度な情報フローを構築すれば、電子メールによるアラートで情報に対するアプローチがより的確なものになる。結果として、情報を共有し体系化することは、ビジネスの協業体制を円滑なものとして、組織としての集合知の蓄積につながる。
「SMART/InSightは、ERPシステムやブログなどとの連携も可能としている。情報を収集する効率を高めるだけではなく、集めた情報をどのように再利用するか、その場合にどのような形で提供するべきか、といった要件を柔軟に組み合わせることができる。例えば、RSSを使ってリアルタイムで情報を収集しアラートを発信したり、電子メールで通達するだけではなく、ブログと連携して見やすい形で情報を整理するなど、ビジネスの現場が求める形で、柔軟なナレッジワークフローを実現する」(長尾氏)。