ビジネスの現場において、情報の共有化と再利用は進んでいるのか。ある調査によれば、85%以上のドキュメントが二度と参照されることがなく、また50%以上のドキュメントが重複して作成されているという。この問題を解決するためにはエンタープライズサーチが不可欠だと、アクセラテクノロジ株式会社の代表取締役社長・博士(情報科学)進藤達也氏は、5月22日に開催された「ZDNet Japan エンタープライズサーチカンファレンス」で訴えた。
情報の管理と活用の両立がテーマ
ITの普及によって、企業における情報の共有化と再利用は進んでいるのかといえば、現実には有効に活用されていない。また、e文書法や個人情報保護法、さらに日本版SOX法など、法律制度施行への対応の必要性からも、膨大なビジネス文書の管理と活用が求められている。
- アクセラテクノロジ株式会社
代表取締役社長
・博士(情報科学)
進藤達也 氏
「アクセラテクノロジの提唱するエンタープライズサーチは、検索の技術を駆使して業務情報の管理と活用を両立させるものである。リスク管理や内部統制的な観点から、情報の網羅的な調査を可能にすると同時に、ドキュメント検討時間や新規作成にかかる時間をも節約することも可能となる。また、ナレッジの共有によってビジネスの成功確度の向上も期待できる。」(進藤氏)。
アクセラテクノロジでは、企業内情報の管理と活用を両立させるためのエンタープライズサーチを「AccelaエンタープライズBTO」として導入含め、ワンストップで提供している。同社では、エンタープライズサーチによって解決すべき課題として次の5つを挙げている。
(1)業務文書が社内に散在し、そもそもどこを探したらよいかがわからない。
(2)業務システムに付属する検索機能のレスポンスが悪く使い物にならない。
(3)非公開文書がアクセス権のない利用者の検索結果に現れてしまう。
(4)社内用語や型番など特殊な用語に対して検索漏れが発生する。
(5)検索結果が大量で、どれが本当に有用な情報なのかわからない。
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