今年3月、オラクル・コーポレーション(米国)で最高経営責任者(CEO)を務めるLarry Ellison氏が自ら日本から世界へ向けて発表したオラクル純正の検索エンジン製品「Oracle Secure Enterprise Search 10g」。日本オラクル株式会社 システム製品統括本部 営業推進部部長の杉崎正之氏は、5月22日に開催された「エンタープライズサーチカンファレンス」の席上で、同製品の機能と具体的な利用シーンを紹介し、これからの企業にとって求められる情報検索環境とその実現に向けたOracle Secure Enterprise Search 10gの有効性について語った。
"セキュア"な検索環境をいかに整備するか?
- 日本オラクル株式会社
システム事業推進本部
営業推進部 部長
杉崎正之 氏
杉崎氏はセッションの冒頭で、企業の情報検索環境における"セキュア(確実/安全)"の重要性を強調した。具体的には、必要とされる情報を漏れなく抽出するとともに、社員の職務権限に応じて入手できる情報を柔軟に制御する機能が不可欠というわけだ。社員の生産性を最大化させるとともに、社会的にも大きな問題として取り上げられている情報漏えいの防止やコンプライアンスを徹底するためには、これらの両立が不可欠といえるのだ。
しかしながら、セキュアな検索環境の整備は困難な作業といえるだろう。情報の検索処理は、アプリケーションの各ディレクトリに対して実行されるが、企業内にはグループウェアをはじめとした情報系のアプリケーションに加え、業務系のアプリケーションなど多数のディレクトリが並存している。そのため、企業内のすべての情報に対して検索作業を行うには、個々のディレクトリに対してそのための処理を行える仕組みを整えなければならない。加えて、情報漏えいを防止するためには、同様に個々のディレクトリごとにアクセス権限を設定するといった作業が必要とされ、そのために多大な労力とコストがかかったからである。
日本オラクルが提供するOracle Secure Enterprise Search 10gでは、このような課題を踏まえ、その解決に向けた機能が実装されている。その鍵といえるのが、企業内に散在するディレクトリを統合するためのプロビジョニング技術と、シングルサインオンや仮想ディレクトリなどを実現するOracle Identity and Access Managementである。この製品を利用している米国の投資会社最大手であるリーマン・ブラザースでは650のシステムに分断されたID情報を削除するのに1分、追加に20分という時間でプロビジョニングが可能であるだけでなく全部のログを一元化できることになる。
詳細製品情報はこちら→
http://www.oracle.co.jp/database/secure-enterprise-search.html
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