アパレル大手ニューヨーカー、全250店で日本HPのシンクライアントを導入へ

田中好伸(編集部) 2007年08月28日 16時50分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 伊藤忠テクノソリューションズと日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は8月28日、紳士服・婦人服を企画・販売するニューヨーカーの店舗「NEWYORKER」にシンクライアントシステムを導入するプロジェクトを開始したことを発表した。

 7月に都内4カ所の店舗にパイロット導入し、8月から全国展開を開始している。2008年3月までの期間をめどに順次展開する予定。導入台数は、各店舗に1台ずつ、全250店舗、合計250台を予定している。

 ニューヨーカーが採用したシンクライアントシステムは「HP CCI(Consolidated Client Infrastructure)」になる。HP CCIは、ユーザー側の端末にシンクライアント、データセンター側に演算処理するブレードPCやサーバ、そしてストレージを配置する。Windows XP Professionalが稼働するブレードPCを使用するが、ユーザー側には一切データを持たせない仕組みとなっている。HP CCIはこれまで、百貨店や大学、公共機関などで採用されてきているが、アパレル業界に導入されるのは今回が初めてという。

 ニューヨーカーは現在、全国主要百貨店を中心に多くの直営店を展開。顧客が望む商品を企画・開発・生産に結びつける体制を作るため、早くから店舗のIT化に取り組んできている。特に注力しているのが、各店舗システムの情報セキュリティ対策という。

 各店舗では、顧客情報や売上データをはじめとする各種重要情報を取り扱っている。2004年に個人情報保護法が施行されて以降、百貨店内での店舗展開が多い同社は、百貨店の高いセキュリティ要件への対応が急務となっていた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ホワイトペーパー

SpecialPR