ミントウェーブ(土井秀元社長)は、モバイル用途に最適な軽量・小型のB5ノート型シンクライアント「MiNT-ACC Note2400」を発売すると発表した。
HDDを搭載せず、ローカルに情報を保持しないことで、盗難・紛失・置き忘れ時のデータ流失を未然に防ぐ。外部デバイスへのデータ書き込みの制限で、外部記憶媒体からのデータ流失も防止する。
本体は日本ヒューレット・パッカード(日本HP)製の「B5 NotebookPC nc2400」を採用。HDDを取り外すことで約1.26Kgの軽量を実現した。コンパクトフラッシュには「WindowsXP Embedded OS」を搭載し、「Enhanced Write Filter(EWF)」のコンパクトフラッシュへの書込保護機能によって、再起動すれば元の状態に復元する。
別売りのリモート管理ソリューション「Altiris Deployment Solution」を利用すれば、センター側からリモートで登録された端末の電源制御、ファームウェアのパッチ配布、イメージ配信を行い、大量のクライアント端末を一元管理することもできる。HPの統合クライアントソリューション「HP CCI(Consolidated Client Infrastructure)」と組み合わせることで、外部からの安全なリモートアクセスと情報漏えい対策を両立した、より強固なモバイルシンクライントソリューションも可能になる。
CPUはCeleron M 426(1.06GHz)、メインメモリは512MB。液晶ディスプレイは12.1インチワイドで、IEEE802.11b/gに準拠した無線LAN機能を内蔵する。認証装置や各種デバイスドライバの組み込みといったカスタマイズも可能。
価格はオープン。製造・流通・サービス業、金融・証券業の営業職などのモバイルユーザーのほか、店舗端末、自治体官公庁、病院など情報漏えい対策を重視する市場を対象に、初年度に3万台の販売を目指す。